まさか?
自分に降りかかるとは・・・
大雨災害からあなたを守る気象情報
気象庁提供の資料を元に作成しました。
大雨災害からあなたを守る気象情報とは
1 数日先に台風や低気圧,前線などが近づき,顕著な現象が予想されるときには,
「大雨に関する気象情報」などを発表します。
例:発達した低気圧の影響で,明日から明後日にかけて全国的に雨や風が強まる。
今後の気象情報に留意。
2 前日あるいは当日に,「注意しないと災害が発生して巻き込まれるぞ」といった強さの雨が予想されると,
大雨や洪水に関する「注意報」を発表して,雨の降り方に注意するよう呼びかけます。
例:明日朝までの総雨量130mmの見込み。
3 雨がさらに強く降り,組織的な防災対策を取らなければ「大きな被害が出る恐れがある」と予想されると,
「警報」を発表して,警戒が必要な旨を周知します。
例:今夜にかけて1時間に70mmの激しい雨の恐れ。厳重に注意。
4 実際に降っている雨の状況や今後の見通しも,「大雨に関する気象情報」などとして発表します。
5 「大雨警報」が発表されているときに,数年に一度くらいしか現れないような大雨が観測されたときには,
重大な災害に結びつく場合が多いため「記録的短時間大雨情報」(俗にスーパー警報)を発表し,
さらなる警戒を呼びかけます。
例:××市付近で100mm,○○町付近で95mm。
大雨時の防災に役立つ気象情報
気象情報 | 概要 | 対象とする現象 | 発表時刻,利用上の効果など |
○○県気象情報 (大雨に関する/ 低気圧に関する) |
県単位に発表する総合的な気象情報。 懸念される災害についての注意も喚起 する。 |
気象全般。 特に,大雨 |
大規模で顕著な現象の場合は,2,3日前 から発表するので,事前の対策に活用できる。 最盛期には時々刻々変化する状況を最新 のデータとともに発表し,災害対策について も注意を喚起している。 |
大雨・洪水注意報 | 注意報は 災害の起こる恐れがある旨を注意し て発表する。 |
大雨注意報・警報の対象: 大雨,崖崩れ,土石流など 洪水注意報・警報の対象: |
現象の将来的見通しとして,警報発表の可 能性およびその発表時期の言及を行うことが ある。 県内を数地域に分割して発表する。 |
大雨・洪水警報 | 警報は 重大な災害が起こる恐れのある旨を 警告して発表する。 |
県内を数地域に分割して発表する。 | |
記録的短時間 大雨情報 |
数年に一度程度しか発生しない,ま れな大雨(1時間雨量)となった場合 に,時刻・場所・雨量を直ちに発表す る。 |
大雨 | 記録的短時間大雨などの特に激しい現象 の発生場所は市町村単位で発表するが,隣 接する地域においても,災害発生の厳重な 警戒が必要。 |
私のところは大丈夫,
そう思っていませんか?
大雨による災害の多くは,狭い範囲に短時間の強い雨が集中して降ることにより発生します。
自分のところでは晴れていても,ほんの数km離れたところでは災害が発生するような大雨が降っている
こともあります。
また,遠く離れた河川の上流で降った雨が下流に洪水をもたらすこともあります。いつ自分のところに災
害が及ぶか分かりません。
総合的な情報の把握と,日ごろの「災害への備え」が大切です。
編注:このときの大雨で,新潟県内では,新潟交通の路盤が流出したり,JR磐越西線が不通になるなど,
交通に大きな影響がありました。この影響は少なくとも8月20日過ぎまで続きました。
最新の気象情報の利用を!
気象台などは,災害が発生する恐れがあるときに「注意報」や「警報」などの気象情報を発表します。
気象情報は,テレビ・ラジオ,NTTの177番,インターネットなどから得ることができます。
気象状況は時々刻々と変化しますので,できるだけ最新の情報を入手するように努めてください。
*本資料は,気象庁提供のA4
4ページのパンフレットを元に作成しました。パンフレットそのものを公開
することは認められませんでした。したがって,災害発生時の写真はすべて掲載を見合わせています(各
新聞社や関係自治体の著作権を侵害するため)。パンフレットをご希望の方は,管理人までお問い合
わせください。
気象庁: 東京都大手町 http://www.kishou.go.jp
管理人: mail to: jn2wzs@jarl.com
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