身近にある外来種

 人間の移動・経済活動などに伴い、国外あるいは国内の別の地区から本来そこに生息していなかった
 動植物が、本来の移動距離やスピードをはるかに越えて入り込んできています。
 新しい土地にはそれらにとって「天敵」といわれるものが割と少ないことが多く、時に大繁殖してしまうのです。
 そんな「外来種」といわれる動植物が、私たちの周りにも意外に多く生息しています。
 外来種はいったい何が問題なのかを考えてみましょう。

 参考文献 学研 フィールドベスト図鑑 日本の野草(春、夏、秋)

 
 <セイヨウタンポポ>
 
 最近どこにでも進出してきている。
 ヨーロッパ原産で明治時代に渡来。
 総苞(そうほう)の外片がそり返るのが特徴。
 写真の株はそり返りがあまく、もしかして
 ハイブリッド(交雑種)かも知れません。

 だったらなおさら自然にとって脅威になります。
 それは、在来種が持つ固有の遺伝情報が失われ
 在来種の絶滅を招くことになるからです。
 
 <ヨウシュヤマゴボウ>

 北アメリカ原産
 空き地や造成地、荒地などに多く生える。
 高さ130〜170cm  花期6〜10月

 明治初期に渡来し、本州、四国、九州に広がった。
 地下にごぼう状の根があり、茎は太く直径2〜3cm
 多くの枝を出し紅色を帯びる。
 房状の花序に白い花をつける。果実は紅紫色に熟す。
 
 毒草なので注意を要す。
 
 <アメリカフウロ>

 北アメリカ原産
 野原や道端、土手などに生える。
 高さ15〜60cm  花期4〜8月

 昭和初期に渡来し、本州、四国、九州で野生化。
 茎に細かい毛。葉は長い柄があり、5〜7に深裂。
 花は淡紅色。
  
 <セイタカアワダチソウ>

 北アメリカ原産
 川原、荒地、空き地などにはえる。
 高さ100〜250cm 花期10〜11月

 観賞用に栽培されていたものが野生化。
 地下茎を伸ばして繁殖、大群落を作る。
 
 <オオイヌノフグリ>

 ヨーロッパ原産
 平地の道端、人家の周り、農耕地などに生える。
 長さ10〜30cm  花期2〜6月

 明治初期には渡来していたと思われ、明治20年ごろ
 東京ではじめて気付かれた。全国的に分布。

 イヌのふぐり(陰嚢)という名は実の形からの連想による。

 わが国自生種<イヌノフグリ>は絶滅状態にある。
 

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