管理方法
学名 Parthenocissus sp.
英名
和名
科名 ブドウ科
属性 パルテノキッスス属
性状 常緑蔓性低木
原産地 園芸種

水やり
水やりのタイミングと注意点
ハダニの予防

水やり
肥料の必要な時期と注意点

水やり
季節に合わせた置き場所

水やり
被害に遭いやすい病気と害虫の対応策

水やり

植え替えをする時期と注意点

水やり

挿し木に適した時期と方法

水やり

花を長く楽しむための方法


肥料
肥料を与える前の注意点


土
植え替えをする時に使用する土

















水やり

植物を育てる中で1番大切な作業です。

足りないと枯れてしまい、やりすぎると根が腐るのでタイミングに注意してください。

土の表面が乾いたら、鉢底の穴から水が出てくるくらいたっぷりと与えてください。

夏場は暑い時間を避け、朝か夕方の涼しい時間に行なってください。冬は乾いたと感じた次の日に行なってください。


葉水
(ジョウロやノズル、霧吹きで軽く葉を濡らす)
ダニ類は水を嫌うので、葉水を行なうとかなりの予防ができます。
ハダニは葉の裏についていることが多いため、葉の裏にもかかるように行なってください。

暑い時期に行なうと、植物が元気になり、土の乾燥も抑えられます。冬の室内も空気が乾燥しているので、たまに葉水を行なってください。

頻繁にやりすぎると、カビやアブラムシの原因になります。




水やり
肥料は多すぎると根を傷め、少なすぎると株が弱くなってしまいます。
与える量、タイミングを間違えないようにしましょう。

与える時期
生育期となる4月〜10月は肥料が切れないようにしてください。

固形肥料を使用する場合は株に触れないように、液体肥料を使用する場合は濃度に注意してください。

準備する際の注意点
種類によって効果が現れる時期、期間、入っている養分が異なります。

いつ、何に効く肥料が必要なのかを確認して肥料を選んでください。    肥料  




水やり
耐寒性、耐陰性があるので、どこにでも置く事ができます。
長いこと日陰に置くと間延びするので注意してください。

夏の注意点
強い光は葉焼けを起こしやすくなるので、長時間当たらないようにしてください。

暑い時期はあまり生長をしませんが、涼しくなると生長を始めます。

色が悪くなった葉や古くなった葉を切り戻すと新しい芽がでてきます。

葉焼けした葉

冬の注意点
0度以上で霜の当たらない場所に置いてください。
室内で冬を越させる場合は、暖房機の風が直接当たる場所は避けてください。




 

水やり
発見が遅くなればなるほど被害はひどくなっていきます。
普段から植物をよく見て、広がる前に対応しましょう。

害虫の対策
予防

草は害虫の住家となります。周りの草を刈って害虫の数を減らしてください。葉水を行なうとダニ類に予防になります。
対策
害虫を見つけたら、できるだけ早く消毒をするか、ほかの植物と隔離してください。対応が遅れると被害が広がっていきます。
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主な害虫

害虫名 被害の
 多い時期
症状 対策
ハダニ 5〜10月 高温・乾燥で多発します。葉裏につき、被害が広がると葉が色あせます。 葉裏に強い水をかけたり、殺ダニ剤を散布してください。
アブラムシ 3〜10月 高温・乾燥で多発します。若い芽、つぼみ、葉裏につき、成長を阻害するとともに、病気の原因になります。 浸透移行性殺虫剤をまいたり、少量ならすりつぶしてください。
カイガラムシ 周年 葉裏や枝幹に発生して、液汁を吸い株を弱らせます。 成虫は殺虫剤がききにくいため、歯ブラシで根気よく落としてください。
ヨトウムシ 4〜11月 幼虫は花、芽、葉、茎などを食い荒らします。 夜行性のため、退治が難しいので、誘引殺虫剤が効果的です。

病気の対策
予防
風通しを良くすると病気の予防になります。
対策
病気を見つけたら、ほかの植物と隔離してください。対応が遅れると被害がひどくなっていきます。

主な病気
病気名 被害の
 多い時期
原因・症状
うどんこ病 5〜10月 昼間乾燥し夜間多湿になると発生しやすいです。
新芽、新葉、つぼみなどが白く粉をふいたようになります。
灰色かび病 3〜12月 低温・多湿で発生しやすく、花がらや枯れ葉が残っていたり、風通しが悪いと発生しやすくなります。
花や葉がやわらかくなり、灰色のかびが大量に生えます。
スス病 3〜10月 アブラムシやカイガラムシの排泄物に繁殖します。
葉一面にススのようなカビが生えます。
立枯れ病 4〜10月 茎や根が褐色に腐敗し、やがてしおれて枯れます。発生したら病株は根ごと取り除き、土を消毒してください。




水やり
小さいポットで管理していると、根が詰まったり、肥料が切れたりします。
ポットで買ってきたものはできるだけ早く植え替えて下さい。
植え替えのタイミング

・鉢底から根がでてきた

・水やりの際に、水がなかなかしみ込んでいかない


このような症状が見られてきたら植え替えを行なってください。

植え替えの手順
1.土の準備

過失を嫌うので排水性、通気性のよい土を用意する。

2.植え替える苗の準備
古い根(黒くなった根)を取りのぞき、古い土をほぐす。

3.植え替え
鉢の1/3程度土を入れ、苗を入れ、隙間ができないように土を手で押し固める。
(鉢の上から2cm程度余裕があると水やりがしやすくなります)

4.たっぷりと水やり
鉢の底から水がでてくるくらいたっぷりと水を与える。

1回り大きな鉢か同じ大きさの鉢に植え替えてください。
大きな鉢に植えると乾きにくくなるので、根が腐りやすくなります。
   土




水やり
挿し木で増やすことができます。
春と秋は根が付きやすいですが、夏や冬は難しいです。

挿し木の手順
1.土の準備
清潔で、水はけが良く、肥料分のない土を用意し、たっぷりと水をかける。

2.挿し穂の準備
病気を持っていない株を2、3節で切り、下の葉を落とす。
先の方の細い茎や株元の汚れた葉は捨てる。

挿し穂
上のほうにあるのは捨てる部分

左は切る長さ

右は挿す状態

3.挿す
葉を落とした節が埋まるように挿す。

挿す深さ

4.挿した後の管理
半日陰に置き、乾いたらノズルを使い軽く水をかける。

半月程度で根がでます。




水やり
葉は古くなるとしだいに色が悪くなります。
汚い葉が目立ってきたら切り戻してください。

株が乱れてきたら株元から10cm程度残して切ってください。若い芽が伸びるようになります。
切った茎を挿し木に使用することもできます。
切り戻し前 切り戻し後